マーマメイド

「マーマメイド」とは、宮城県石巻市に位置する牡鹿漁業協同組合女性部の有志、 チエ・カズエ・サキコ・ヒロミ・キヨエ・キョウコ・エツコの7名で構成される団体です。

メンバーは牡鹿半島の鮎川浜・新山浜という集落に住んでおり、 夫はそれぞれ漁師(養殖含む)を営んでいました。 津波の影響で船や漁具等が被害に遭ってしまったため、 当時は再開の目処も立たず、震災前にやっていた牡蠣剥きや ワカメの加工などのパートの仕事もすべて失われてしまいました。

そんな中、自分たちの手ですこしでも収入が生み出せたら…という想いから 漁師町のアイデンティティでもある漁網を補修する糸でミサンガを編み始めました。 それが2011年4月末のことです。
各種イベントや飲食・雑貨店など、たくさんの方々のお力添えで販売機会をいただき、一本1,000円で販売、半分は手間賃としてお給料に、 半分は次の仕事づくりの初期投資にあてるため貯金してきました。

開始から1年が経つまでの間には各家の漁業がはじまったり、 台風15号によって大きな被害が出たりといろいろありましたが、 空いた時間を見つけてはミサンガを編み続け、 振り返ってみると約2,500本をお届けすることができました。

ミサンガを販売していくなかで、津波で被害を受けた鮎川浜の地に人々が集まれる場所を作りたい、この土地で取れる美味しい素材を使った料理を振る舞いたい。そうした想いから、それまで貯めきたお金を元手にし、加えてたくさんの方々からご支援を頂き、2012年7月30日大安吉日に、念願のお店をオープンすることが出来ました。その名を「ぼっぽら食堂」と名付けました。「ぼっぽら」とは浜の方言で、「急に・突然・準備なしに」といった意味がありますが、その名の通り「ぼっぽら」な歩みの先に、一つの夢を実現しました。
現在は月~土まで週6日間営業中。おいしい地元の食材を使い、各家庭の調理方法で、あたたかい「ぼっぽら弁当」をお届けしています。


*2014年8月上旬 追記
おかげさまで「ぼっぽら食堂」は地域外から長期で来られている工事関係者さんたちを中心に、地元の方々にも利用していただくことで3年目を迎えることができました。お手伝いのメンバーも加わり、あいもかわらず毎日賑やかにお弁当をつくっています。
ぼっぽら食堂メンバーは通常営業で手一杯のためミサンガづくりをお休みしているのですが、エツコだけはミサンガ専業として今も作りつづけています。現在はハワイ・ホノルルを中心に、国内数店舗での常設販売のほか、毎年夏には香川で開催される『モンスターバッシュ』という野外音楽イベントで販売していただいています。制作メンバーの変化に伴い、当初のような団体としての貯蓄は終了し、現在は各個人の生業という位置づけで制作/販売を続けています。


*その後(2015年8月下旬 追記)
2011年より毎年参加していた香川県で開催される野外フェス「モンスターバッシュ」への参加は見送ることとなりました。
毎年買いに来てくださる方、中には牡鹿半島までバイクで来てくださった方もいて、夏にみなさんと再開できるのがとってもたのしみだったのですが、震災から4年が経過してミサンガの生産体制も変化していることなどから、今年からは参加を見送ることとなりました。

おかげさまで、これまで4回の出店だけで約2,000本のミサンガを購入していただきました。(2011年 約400本、2012年 341本、2013年 644本、2014年 605本)
その売上を活用して「ぼっぽら食堂」も立ち上げることができ、大変なこともありますが、今も元気にお弁当をつくっています。 まだメンバーの一人である”えっちゃん”がミサンガをたくさんつくっておりますので、お取引ご希望の方などはぜひご連絡くださいませ。

ぼっぽら食堂

営業時間
月~土曜日11:00―13:00
(臨時定休日あり・数量完売次第終了)
住  所
宮城県石巻市鮎川浜北18-4
電話番号
080-2816-1389
メニュー
日替わりぼっぽら弁当 500円
運  営
マーマメイド
注文方法
お電話にて予めご注文ください。

※ひとつひとつ手づくりしているため、
当日朝10:00頃までには予約注文をいただけますようお願いします。

宮城県石巻市鮎川浜・新山浜の漁協女性部有志7人で構成する「マーマメイド」が、地元の新鮮な食材を使って提供する浜のお弁当屋さんです。大きさや量の問題によって市場で値がつかないような魚も、昔から親しまれてきた地元の調理法で美味しく料理しています。また、栄養バランスにも気を配り、毎日食べていただけるお弁当作りをしています。 (「ぼっぽら」とは浜の方言で、「急に・突然・準備なしに」といった意味があります。そのときにある食材でつくる日替わり弁当を「ぼっぽら弁当」と呼んでいます)

ぼっぽら食堂

MUSUBIME@MONSTER baSH 2012MUSUBIME@MONSTER baSH 2012

リーダーのチエが「ミサンガ」づくりが趣味だったこともあり、 2011年5月から鮮やかな色をした漁網の補修糸を集めて編みはじめました。
ミサンガというと、普通は切れると願いが叶うとされていますが、 マーマメイドのミサンガは漁網を使っているため水に強くて切れません。 これは切れない絆、関係性を意味しています。 私たちのミサンガは、一本一本異なる色や編み方をしているのが特徴です。 ぜひ数ある中から、自分だけのミサンガを見つけ出していただけたら嬉しいです。 「ぼっぽら食堂」の経営をはじめてからは、ミサンガの生産数は減っていますが今も細々とつくっています。興味を持ってくださった方はお問い合わせください。
電話番号:080-2816-1389

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